2005/09/11
質問1:AD変換器にはどのようなものがあるか?(各種計測において)
回答:AD変換器は年々進歩しており、随時検索する事を進める。
私が過去に使用したAD変換器を以下に列挙します。
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PICO ADC-200/100
(Ch)2 (帯域)50 MHz (サンプリング)100 MS/s (解像度)8 bits (PC Connection)Parallel(Buffer)32 kS
はじめて利用したAD変換器です。ドライバのインストールが時たま困難である事や、電源がACアダプタであった事が難点でしたが、よく利用しました(なぜか、よく研究室に余ってた)。
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PICO ADC-212/100
(Ch)2 (帯域)50 MHz (サンプリング)100 MS/s (サンプリング:ETS)5 GS/s (解像度)12 bits (PC Connection)Parallel (Buffer)128 kS
ADC-200よりも解像度が望まれた時に使用しました。当然ですが、若干値段は高めです。
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softDSP SDS200A
(Ch)2CH,(サンプリング)100MS/s, (サンプリング:ETS)5GS/s (解像度)9 bits/channel(PC Connection)USB (Buffer)512K samples
この装置の利点はなんといっても、電源がUSB供給である事と、転送速度が速いことが上げられるでしょう。
これといって、難点はないのですが、解像度が低い事と、SDKは別売である事くらい。
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有限会社 らびっとはうす RBS-AD
AD変換部:チャンネル数 6ch /分解能 10bit /変換精度 ±4LSB 変換速度 20μsec /入力電圧範囲 0〜5V /保護回路有り 連続取込み機能付き
DA変換部:
チャンネル数 2ch /分解能 8bit 変換精度 ±3LSB /出力電流 100mA ファンクションジェネレータ機能付き
この装置は自作スキャナを操作する時にADとDAの機能が必要だったので利用しました。メモリがどの程度あるのか、どうも仕様書からは判断できないですね。DA変換装置のプログラムを始めるには良い装置ではないかと思います。
このページ製作時に少し検索した所、こういうのを見つけました。凄いですね。125MS/sで、14bitsの解像度ですからね。ただ、ボードなので手を出す事は少ないかもしれません(たいてい計測はモバイルで行ってますので)。
計測の王道という意味では、NIを忘れてはいけないと思います(個人的に王道だと思ってます)。こういうのを見つけましたが、メモリを512MBまで上乗せできるってのはかなりの代物ですね。これだけ、メモリがあると、高サンプリングにおけるRoll Modeも可能なのではないかと思いますが、仕様を見てみないと判断できませんね。機会があれば触ってみたい装置ではあります。
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